スポーツと腰痛

文献

みなさんこんにちは。佐賀県嬉野市を拠点にゴルフ専門整体&トレーニングを行っております、

Re:Active(リアクティブ)です。

スポーツと腰痛

本日も文献をベースにお話しさせていただきます。

参考、引用文献は以下になります↓

スポーツと腰痛 金岡恒治

はじめに

●腰痛の病態とstageは椎間関節、椎間板、仙腸関節、筋付着部、筋筋膜等への負荷による微細損傷や、その炎症反応から発生する明らかな所見を画像に認めない比較的軽症のもの(stageⅠ・Ⅱ・Ⅲ)と特異的な画像所見を伴う分離症や椎間板ヘルニア等の器質的な変化を伴う比較的重度であるもの(stageⅣ・Ⅴ)に分けられる。

●手術療法を行う事を前提とした脊椎疾患の診療においては画像所見は極めて重要な情報ではあるが、保存的治療として身体機能改善のための運動療法の良い適応となる「非特異的腰痛」に対して、そのリハビリテーションの方向性を定めるために腰痛病態を推定することは極めて重要となる。

伸展型腰痛の発生メカニズムとリハビリテーション

1・伸展型腰痛

●腰椎伸展、回旋動作を繰り返し、腰椎椎間関節、椎弓関節突起間部や棘突起間に物理的ストレスが加わり障害が発生する。椎間関節性腰痛では腰椎伸展、回旋、側屈動作や、特に斜め後ろに伸展させるケンプテストにおいて腰痛が誘発される。また腰椎分離症においても同様の所見を認める。

●若年の腰椎可動性の高い選手は腰椎伸展時に棘突起同士がぶつかる事で疼痛のある棘突起インピンジメント障害を生じる。

<発生メカニズム>

胸郭の可動性低下、骨盤後傾可動性性低下(股関節伸展可動性低下)、体幹機能低下の身体機能不全を有する状態で伸展動作を行うと、伸展挙動は下位腰椎に集中した伸展挙動を示し、生涯を引き起こす。

<リハビリテーション>

●下位腰椎への伸展挙動集中を避ける。そのためには胸椎胸郭、股関節、体幹機能を評価する。

●胸椎胸郭の可動性改善には、肩甲骨の可動性改善と併せて胸椎胸郭のストレッチを行う。脊柱が頭側からしなやかに伸展運動が行えるような多裂筋のモーターコントロール機能改善を行わせる。

●例えば腹臥位にて頭部、頸椎、胸椎を頭側から順に伸展させていく動きを意識する。

●股関節伸展の可動性を得るために腸腰筋のストレッチを行う。

●体幹筋群のモーターコントロールにおいては特に腹横筋の収縮による胸腰筋膜に緊張によって腰椎柱を一つにユニットとして、下位腰椎への挙動を避ける。

前屈型腰痛の発生メカニズムとリハビリテーション

2・前屈型腰痛

●ジャンプや重量物挙上等の負荷の繰り返しは腰椎椎間板を変性させ、線維輪の損傷とその修復過程において有痛性肉芽細胞を形成し、椎間板内圧の上昇による同部への刺激によって腰痛を引き起こす。椎間板内圧の高まる前屈動作によって腰痛が再現される事が多いが、伸展動作で腰痛が誘発される例もある。

<発生メカニズム>

●腰椎への軸圧力の繰り返しが線維輪の損傷や遷延治癒を招く、ジャンプの着地動作やデッドリフト等の重量物挙上のトレーニングの際、上記図に示すように、骨盤前傾角度が小さく、体幹筋と脊柱起立筋、大殿筋のモーターコントロール不良によって腰椎の前弯が減少し椎間板内圧が高まり損傷が発生する。

●椎間板障害の治癒には線維輪の損傷の修復を待つ必要があるが、血流の乏しい線維輪が十分修復するまでには数カ月を要するため、数ヶ月は椎間板内圧を高める運動を休止する必要がある。

<リハビリテーション>

●骨盤前傾可動性を高めるためハムストリングスのストレッチを行う。その際腰椎前屈運動が過剰に生じないように注意。また、胸椎胸郭のストレッチ行い、前述の多裂筋の賦活による脊柱伸展可動性とモーターコントロールを改善させる。

●矢状面における体幹筋群のモーターコントロール機能において、体幹深層筋(腹横筋、多裂筋)と脊柱起立筋、大殿筋の筋活動様式が必要となる。

文献を読んでの感想

病院勤務時代も現在も原因がはっきりとしない「非特異的腰痛」の方に対し施術を行うことが多くあるが今回の文献でもあったように前屈、後屈や回旋等どのような運動を行う際に「痛みの再現性があるのか」という事は痛みの原因を探るための評価として非常に重要である。

実際にストレッチのみで改善する場合もあれば原因が多岐にわたる事も多い。

また、多く経験するのがモーターコントロールであったり運動のパターンに対して介入を行う事で症状が劇的に好転するケースである。

これらを考えると、正確な評価➡問題点抽出➡介入➡再評価というプロセスを確実に踏むことが改めて重要であると感じた。

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