プロゴルファーとアマチュアの回転速度の比較

文献

みなさんこんにちは。佐賀県嬉野市を拠点にゴルフ専門整体&トレーニングを行っております、

Re:Active(リアクテイブ)です。

プロゴルファーとアマチュアの回転速度の比較

本日も文献をベースに記事を書かせていただきます。

参考、引用文献

Golf Swing Rotational Velocity:The Essential Follow-Thorough

katherin M.Steele,PhD,Eugene Y.Roh

研究の目的

この研究の目的はプロゴルファーのゴルフスイング中の回転速度とゴルフスイングの段階との関係を調べ、これらのベンチマーク曲線をアマチュアのサンプルと比較することで具体的には、上半身、骨盤、およびX-praime角速度の大きさとタイミングを測定し、これらの角速度はプロでは非常に一貫しており、プロとアマチュアゴルファーの間でインパクトとピークとの大きさが異なるという仮説を立てた。

対象者

●プロゴルファー11名とアマチュアゴルファー5名の計16名

●プロゴルファーの参加基準は筋骨格系の損傷がないPGAの男性メンバー

●アマチュアゴルファーの筋骨格系の損傷の無いレクリエーショナルゴルファー。

研究結果

●フオロースルーで発生する上半身回転速度のピークは、プロと比較してアマチュアでは大幅に減少した。

●ダウンスイング中、インパクト時の上半身回転速度はプロとアマチュアで有意差は無かった。

●インパクト時の平均骨盤回旋速度はプロに比べてアマチュアが優位に低かった。

●経験豊富なアマチュアはダウンスイング中の骨盤回転速度は同様であったが、インパクト時の骨盤回転速度は低下していた。

文献を読んでの解釈、感想

結果を通して、プロはフォロースルー中に上半身の角速度を維持し、アマチュアではインパクト後(フォロースルー)にスイングが効率的に続かないという事が分かった。➡フィニッシュがとれているか否かに繋がる。

また骨盤回旋速度の違いに関してもプロが優位に高いという点から、骨盤は下肢との連動にて回転速度を高めることができるため、アマチュアと比較し、プロの方が下肢をしっかり用いたスイングをできているのではないかと考える。さらにこの回旋速度が効率的なフォロースルー(フィニッシュ)にもつながっているのではないかと推察した。

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