腰痛の原因因子と予防戦略

文献

みなさんこんにちは。佐賀県嬉野市を拠点にゴルフ専門整体&トレーニングを行っております、

Re:Active(リアクテイブ)です。

腰痛の原因因子と予防戦略

本日も文献をベースに記事の方執筆させていただきます。

参考、引用文献

Golf-Related Low Back Pain: A Review of Causative Factors and Prevention Strategies

David M. Lindsay and Anthony A. Vandervoort

題名の通り、ゴルフにおける腰痛の原因因子と予防戦略について書かれています。

概要

ゴルフは、認知された健康上の利点と実際の健康上の利点の両方を備えた人気のあるスポーツです。ただし、特定の怪我のリスクもあり、特に腰に当てはまります。疫学的研究によると、ゴルフによる腰痛 (LBP) は記録されたすべての病気の 18% から 54% を占めることが示されており、多くの研究者がこの状態を最も一般的なゴルフ障害とみなしています。このレビューの目的は、科学文献を調査して、ゴルフのプレイによる LBP の発症に関連する危険因子を確認し、これらの因子を修正または制限する方法を提案することです。レビューの結果は、LBP の頻度が高いことは多因子性であるように見えることを示していますが、スイングの非対称で力強い性質と過度のプレーと練習は、特にエリートプレーヤーの間で一般的な要因であるように思われます. その他の要因としては、脊柱の過剰なサイドベンドやオーバーローテーションにつながるスイングの欠陥、異常な筋肉動員、体幹持久力の低下、制限されたリード ヒップの内旋、不必要にストレスの多いクラブ移動方法の使用などがあります。腰への過度のストレスをコントロールまたは排除する方法には、遊びや練習に費やす時間を減らすことが含まれます。スイングの力学を評価して調整し、体幹と股関節の柔軟性を改善し、体幹の筋肉組織の強度と持久力を高め、さまざまな靴のオプションを検討し、ゴルフバッグを持ち歩くのを避けるために、専門家の支援を求めてください。これらの推奨事項の一部またはすべてを採用することで、プレーヤーは高齢になってもゴルフのスポーツを楽しみ続けることができます。

ゴルフにおける腰痛(LBP)の要因となりうるものとそれに対する対策はどのようなものがあるのでしょうか・・・

下記に結果を示します。

結果(原因因子)

1.研究結果によるとゴルフスイング中にL3‐4にかかる圧縮荷重は体重の約8倍に相当する力となる。また、死体研究では約5500Nの圧縮荷重で椎間板からの髄核の脱出が起こるとされているがそれを上回る圧縮荷重がかかっている。(十分に椎間板損傷のリスクがある)

2.一回のスイングによるケガでなく繰り返しの蓄積で腰痛を引き起こす。

3.脊柱へのストレスは非対称的であり、主にトレイル側(利き手側)の影響を与え、腰椎椎間関節と椎体変性変化を引き起こす可能性がある。(過度な側屈が大きな要因)

4.腰痛を持つゴルファーはトップを作る際、背骨を過剰に回転させている可能性がある。

5.腰痛を持つゴルファーは体幹に筋肉の動員パターンに異常があり(腹横筋の収縮の遅延)、筋持久力が低下している。

6.リード側股関節の内旋制限は腰椎に過度の負荷を与え、腰痛を引き起こす可能性がある。

1.2:研究のなかで圧縮荷重の話がでておりますが、あくまでも死体研究であるとはいえ、ゴルフスイングにおける腰椎への圧縮荷重の大きさには驚きました。どんなに効率よくスイングをしたとしても練習量が多くなると腰痛を避けるのが難しいのではないかと思ってしまいます・・(やはりなんでもやりすぎは禁物ですね・・)

3:また、バックスイングの際、リード側へやや側屈が起き、ダウンスイングの際、トレイル側へ急速な側屈が起きるという所でここに関しても施術の中で側屈の可動域制限ある方が多く、効率的なスイングをするにあたり側屈の可動域の確保は必要事項であると感じていましたが、上記のように腰椎への負荷を考えると過剰な側屈の可動域を作ってしまうともしかしたら更にストレスが増えるのではないか?とも感じました。

4:背骨の過剰な回転に関しては腰椎は構造上、回旋可動域を5°程度しか有していない事を考えますと、股関節ならびに胸椎の回旋可動域向上にて腰椎の過剰な運動を避けるように対応していきたい所です。

5:腰痛患者のインナーマッスルの収縮速度遅延に関しましては多くの文献で報告されています。

6:これに関してもよく施術の中で行うアプローチとなります。フイニッシュを取れない方や最後に反り腰が著明に表れる方(腰痛持ちの方)に関しては介入の必要があるかと思います。

予防戦略

1.過度な練習を避け自分の体に耳を傾ける。

2.適切なコーチや医療専門家に相談し、インパクト時の脊柱側屈の量を減らす必要があるかどうかアドバイスを受ける。

3.胸郭の柔軟性向上させ、腰椎の過剰な活動を抑える。

4.バックスイングとダウンスイングの非対称性を是正すべく左右両方でのスイングの練習すべき

5.インナーマッスルの収縮速度の向上

6.リード側股関節内旋可動域の向上

7.プレーや練習前に10分以上のウォーミングアップを行う。

以上が対策となります。自分でできるケア(ストレッチ等)もありますが、やはり専門家に聞くという所も大事のようです。(という事で気になる方はRe-Activeまでどうぞ。笑)

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