腰部脊柱管狭窄症の評価

腰痛

みなさんこんにちは。佐賀県武雄市、鹿島市、嬉野市を拠点にゴルフ専門の整体を行っております、

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腰部脊柱管狭窄症の評価

今日は前回記事から引き続き腰部脊柱管狭窄症のお話になります。

前回は腰部脊柱管狭窄症とはどんな疾患であるか、どのような人がなりやすいのかを中心にお話ししましたが今回はどのような評価を行っていくのかをお話ししていきたいと思います。

問診

・痛みはあるか?下肢の痺れや異常感覚はあるか?

・どのようにしたら症状が強くなるか?

・これまで他にケガ等した事はあるか?

・病院受診の有無   等

上記の項目等をお聞きして情報の集約を行います。

画像所見

              「理学療法2020年4月号腰椎の機能解剖学的特性からみた理学療法実践より引用」

前回もお話しましたがまずは画像所見にて狭窄の程度や部位を確認していきます。上記の図はMRI撮影の画像になります。左側の図では脊柱管内は髄液で満たされており脊柱管は円く白く映り、比較的正常に近い状態となっています。一方で右の図では脊柱管は円ではなく、後方部分が直線になり、脊柱管は三角形上に映っており、黄色靭帯の肥厚に伴う脊柱管の狭窄見られています。このように画像所見を基に施術の展開を考えていきます。なので、よろしければ画像データをお持ちいただけましたら幸いです。

姿勢評価

加齢、労働あるいは背骨の病気による影響で変性した椎間板と、背骨や椎間関節から突出した骨などにより、神経が圧迫されます。脊柱管は背骨、椎間板、関節、黄色靭帯などに囲まれた脊髄の神経が通るトンネルです。年を取ると背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、黄色靭帯が厚くなって神経の通る脊柱管が狭くなって(狭窄)、それによって神経が圧迫を受け、神経の血流が低下して脊柱管狭窄症が発症します。椎間板ヘルニアに比べ中高年に発症することが多いようです。また背骨を後ろに反らすと脊柱管が狭くなり、逆に曲げると広がるので、間欠性跛行が起こるのです。

              「理学療法2020年4月号腰椎の機能解剖学的特性からみた理学療法実践より引用」

腰を曲げる・反る事での症状の変化も評価しますが、上記の図の方の場合、まずは画像から分かる事として、4,5番目の腰の骨の前方に骨棘存在、後縦靭帯、黄色靭帯の肥厚により右側の脊柱管、椎間孔(神経の出口)の狭窄が見られます。

そして姿勢を観察していくと腰部が左側に側屈している不良姿勢を呈しています。この腰部を左側に側屈している姿勢は右側の椎間孔を広げる、いわば疼痛回避のための姿勢となっている可能性があり、これらを修正してしまうと痛みやしびれ等の症状が増強してしまう可能性があります。

このように疼痛回避のために不良姿勢を形成していく可能性があることも理解しておく必要があります。

神経学的テスト

脊柱管や椎間孔で馬尾や神経根が圧迫されている場合、末梢神経の伝導性が障害される可能性があります。そうなると触覚や下肢筋力低下等の症状が生じる可能性があります。

よって触覚、筋力に左右差が無いか検査おこなっていきます。

疼痛誘発テスト

今回はKempテストを紹介していきます。

Kempテストでは腰椎伸展・回旋の複合的な動きを加え、回旋側の腰痛や下肢症状が再現されると陽性となります。同テストで腰痛が出現する場合、椎間関節障害や腰椎分離症の可能性が高まり、同側の下肢症状が出現した場合は椎間孔で神経根が圧迫されている可能性を考えます。下肢症状がある場合は狭窄症も考えられますが、あくまでも画像所見と照らし合わせて考えることが大事となります。

椎間孔拡大テスト

疼痛誘発テストとは逆に椎間孔を広げる方向へ誘導を行った際に疼痛の軽減や下肢症状消失・減弱等があるのか確認を行います。これらで症状の軽減見られたら伝導性障害が症状の原因と判断することができます。さらには運動療法にて改善図れる可能性が高くなり、手術適応ではない可能性も上がります。逆に改善認めない場合は手術療法の可能性が高まるともいえるかもしれません。

今回は腰部脊柱管狭窄症の評価についてお話させていただきました。

Re:Active(リアクティブ)では腰痛等の痛みに対し根拠に基づき、自信を持って施術行わせていただいております。

佐賀や近県のゴルファーの皆様がいつまでも健康で楽しくゴルフをできるよう全力でサポートさせていただきます。

現在、主に佐賀県嬉野市のゴルフ練習場グリーンヒルゴルフクラブ内で施術行っております。施術ご希望の方は下記よりお気軽にご連絡ください。

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