体幹筋のモーターコントロール

腰痛

みなさんこんにちは。佐賀県鹿島市、武雄市、嬉野市を拠点にゴルフ専門の整体を行っております、Re:Active(リアクティブ)です。

モーターコントロール

本日は前回触れたモーターコントロールについてもう少し詳しくお話ししていきます。

機能的安定性

モーターコントロール(運動制御)は「運動の幹的メカニズムを統制もしくは指揮する能力」、「運動するために必要なさまざまな機構を調整する能力である」

前回の復習にはなりますが、モーターコントロールの定義は上記の通りです。

障害発生を予防するためのモーターコントロールとして関節周囲の筋肉の収縮による機能的な安定性を保証する必要があります。

機能的安定性を得るためには単関節筋(1つの関節を跨いでいる筋肉で安定性を高める役割がある)がまずは収縮してその後に多関節筋(2つ以上の関節を跨ぎ、大きな運動を行う役割)が働く必要があります。

エラーが起こると…

もし、前述の順番で筋収縮が起きないと、機能的関節安定化機構がうまく働かず、関節が不安定なままに動きが起こる事となり、その繰り返しによって、関節周囲の組織に負荷がかかり、様々な症状が出現するリスクが高まります。

腰椎の構造とモーターコントロール

腰椎は構造的に不安定であり、それなら対応するために腰部を支える機能的安定化機構として、腰椎横突起に付着する腰胸筋膜の緊張によって腰椎が左右に引っ張られ安定化を図るというメカニズムがあります。(上記図参照)

腹横筋(インナーマッスル)はこの腰胸筋膜を介して腰椎に直接付着する筋肉で体幹の短関節筋として非常に重要な役割を持っています。その他にも多裂筋等も同様に重要な役割を担っています。

体幹の安定した活動には体幹の深層筋(腹横筋や多裂筋)が先行して働きその後大きな筋肉が働く事が動作遂行の際のモーターコントロールとしては適切であると言われています。

体幹筋のモーターコントロール不全

上記の図のように体幹深層筋の活動低下や反応速度の遅延が生じ、脊柱の安定化が得られる前に脊柱の運動が生じると最も構造上動きやすい分節(4.5番目の腰椎)にストレスが集中し、同分節の関節障害として、椎間板障害、椎間関節障害や仙腸関節障害を生じるリスクが高まります。

今回はモーターコントロールについて前回記事よりも詳しく説明させていただきました。腰痛に対する介入の考え方として重要な要素であると私自身も考えております。

「参考文献:臨床スポーツ医学2021年2月号 体幹モーターコントロールによる障害予防 成田崇矢

モーターコントロール Anne Shumway-Cook」

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