慢性疼痛(情動的側面)に対する介入

痛み

みなさんこんにちは。佐賀県嬉野市の練習場を拠点にゴルフ専門整体を行っております、

Re:Active(リアクティブ)です。

情動的側面に対する介入

本日は慢性疼痛に関するお話となります。よろしくお願いします。

慢性疼痛とは??

痛みの定義

組織損傷が実際に起こった時、あるいは起りそうな時に付随する不快な感覚および情動体験、あるいはそれに似た不快な感覚および情動体験。       「IASP 国際疼痛学会 2020」

慢性疼痛の定義

「慢性疼痛」とはIASPで「治療に要すると期待される時間の枠を超えて持続する痛み、あるいは進行性の非がん性疼痛に基づく痛み」と定義されている。 

慢性疼痛に移行すると侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、心理社会的疼痛等さまざまな複雑な

要因が絡み合った複合性の疼痛になっていることが多いそうです。

上記のように様々な側面が絡み合いますが特に慢性疼痛へ移行してくると情動的側面といういわゆる

「痛い」や「嫌い」等の不快な情動が契機となり痛みが生じると言われています。

情動的側面とは??

情動的側面とは痛みに対して生じる不快感等の情動が生じることを指します。

この情動的側面から生じる痛みを考えていく際に、痛みの中枢である「前帯状回」という部位が重要になってきます。

前帯状回の活動が活性化されると痛みが強くなり、逆に活動を抑えることができれば痛み軽減が期待できると言われています。

前帯状回の活動を抑制するには?

前帯状回の活動を抑制する方法としてセロトニンというホルモンの放出量を増やす事が提唱されています。

最近テレビ等のメディアでも取り上げられているいわゆる「幸せホルモン」といわれるもので不安や筋緊張などをコントロールしている物質です。

不安が強い人や痛みによって不快な情動を抱き続けている方は放出量が低下していると言えます。

内側前頭前野と背外側前頭前野

慢性疼痛患者の痛みの強さと「内側前頭前野」という脳の部位の活動性に相関があると言われており、

どうにかしてこの活動を抑えることが疼痛抑制のポイントとなってきます。

内側前頭前野と外側前頭前野はお互いに抑制しあっていると言われており、

要するに背外側前頭前野の活動高まる=内側前頭前野の活動抑制=痛み軽減

という構図に持っていきたいわけです。

というわけで背外側前頭前野を活性化させるための方法として、

自分で痛みをコントロールする意識や目標を持ちそれらに対し取り組んでいくことが重要。

と言われています。

背外側前頭前野を活性化させるためには??

背外側前頭前野を活性化させるためには自分で痛みをコントロールする意識や目標を持ちそれらに対し取り組んでいくことが大事になると言われています。

これらを踏まえて、情動的側面に対する介入の方法として、

●セロトニン分泌量を増やす取り組み。(食事の管理や趣味等通してのストレス解消)

●適度な運動を行う(周期的な運動にてセロトニン放出量増の報告あり)

●施術者からきちんと現状の説明を行い、お客様と目標を共有する。

●痛みに対する捉え方を見つめなおす。(痛みに対しポジティブに向き合う)

上記のような方法が方法が挙げられます。

痛みに対する施術なるとストレッチや体幹トレーニング、マッサージ等の徒手的な介入メインになりがちですが慢性疼痛の病態となると脳からの影響も考慮し施術を行う必要があります。

もしも痛みが長引いてる方がいらっしゃいましたら上記の点を考えて取り入れてみられてください。

もっと詳しく知りたい方は下記リンクより

参考文献

情動的側面からみる「痛み」のリハビリテーション/ きんたろーブログ

疼痛の神経心理学‐身体性と社会性の視点から‐/ 森岡周

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