アスリートとのスキルパフォーマンスに対する体幹トレーニングの効果

文献

みなさんこんにちは。佐賀県嬉野市でゴルフ専門整体&トレーニングを行っております、

Re:Active(リアクテイブ)です。

アスリートとのスキルパフォーマンスに対する体幹トレーニングの効果

本日も文献をベースに記事を書かせていただきます。2022年発表の論文です。

参考、引用文献

Effect of Core Training on Skill Performance Among Athletes: A Systematic Review

Shengyao Luo, Kim Geok Soh, and Xiuwen Zhai

研究の目的

競技スポーツは、身体に対してより高い条件を要求する。また、アスリートは、パフォーマンス向上のため、より複雑で高負荷のコアエクササイズを必要とし、一方で低強度の体幹安定トレーニングをトレーニングも行う必要がある。コアスタビリティトレーニングは、スポーツの効率を高めるために筋肉の協調を担う神経系の能力を向上させる可能性がある。 よって、アスリートは、コアスタビリティトレーニングを行わない事で、全身の筋力をうまく制御および使用することができなくなり、スポーツ障害のリスクが高まる可能性がある。一方、高負荷のダイナミックコアストレングストレーニングは、筋繊維の肥大につながり、筋力を高める。したがって、上記の理論に基づくと、コアトレーニングには 2 つのトレーニングモデルの両方が含まれる必要がある。メディアは、「体幹トレーニング」の効率性と、全体的なパフォーマンスを向上させる可能性があることに言及しているが、既存の文献は、特にスキルのパフォーマンスに関して、この見解の強力なエビデンスを提供していない。そこで、本研究の目的は、体幹トレーニングがアスリートのスキルパフォーマンスに及ぼす影響を明らかにすることである。

対象者

●選択基準を満たした16の研究の参加者。

●競技はサッカー(3記事)・ハンドボール(3記事)・バスケットボール(2記事)

・水泳(1記事)・ダンス(7記事)

●男性224人・女性167人・性別不明28人の計419名

●最高年齢59歳・最低年齢7歳・平均年齢26歳

介入の特徴

●すべての記事で主要な介入として体幹トレーニングが使用された。

●体幹トレーニングがアスリートのスキルパフォーマンスに与える影響のみを調査した 3 つの記事 を除いて、残りの研究では体幹トレーニングと伝統的な筋力の違いを比較した。

●期間は 4 週間から 12 週間。ほとんどの研究が 8 週間以上。

●頻度は3つの研究が公表せず、他の13の研究では週に2-5回であった。

研究結果

●水泳のコアトレーニングを行った群においてはストローク率、長さ、ストロークインデックス、スイング速度ほとんどで統計的に有意差を認めた。

●バスケットボールのコアトレーニングを行った群では体幹トレーンングがバスケットボールにおけるスキルを向上させる可能性がある事を示唆した。

●ダンスのコアトレーニングを行った群においてはピルエットの数が大幅に改善される可能性がある事が明らかになった。

●ハンドボールのコアトレーニングを行った群は対称群と比較してドリブル、ファストパス、シュートのパフォーマンスに関するスキルパラメーターが大幅に優れていることが示唆された。

●サッカーでダイナミックコアトレーニングを受けた、群は対称群と比較してテスト前後でドリブル能力に変化認めた。

このレビューを通じてコアトレーニングがサッカー、ハンドボール、バスケットボール、水泳、ダンスにおいて選手のパフォーマンスを向上させる可能性があるエビデンスを提供した。

一方で上記の16の記事に基づいて、既存の文献は一部のスポーツに対する体幹トレーニングの影響を研究しただけであり、速力スポーツと持久力スポーツについての考慮には欠けた部分がある。したがって、研究者はこれらのギャップを引き続き調査して、アスリートが競技でより優れたスキルパフォーマンスを達成できるよう努める必要がある。

文献を読んでの解釈、感想

今回の文献の結果より、近年多くの特集で取り上げられている「体幹機能」という部分がスポーツのパフォーマンス向上という部分に対し大きく関わっている可能性がある事を改めて確認できた。

しかしながらもちろん体幹は大事だという事を念頭に置きつつ、体幹が働きやすくなるためには他の部位はどのような状態にしたら最も効率的なのか?等、体幹のみならずその他の部位にも目を向けつつ介入することで四肢やその他の部位が体幹と上手く連動し活動行う事でパフォーマンスを高めることができるような介入を行っていきたいとも思う。

また、体幹への介入を行う場合は「文献でパフォーマンス向上には体幹への介入が有用である」だから体幹へ介入行う。ではなく、きちんと評価行い、本当にパフォーマンス低下の原因が体幹なのか?という部分を明確にしながら介入行っていきたい。

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