腰痛とゴルフ:生体力学的危険因子のレビュー

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腰痛とゴルフ:生体力学的危険因子のレビュー

みなさんこんにちわ。佐賀県嬉野市を拠点にゴルフ専門整体&トレーニングを行なっております、

Re:Active(リアクティブ)です。

本日も文献をベースにお話ししていきます。

本日の文献はこちら!2020年発表の文献になります。

今回は概要を述べた後、大事な点をピックアップしてご紹介していきます。

Low back pain and golf: A review of biomechanical risk factors

Nathan Edwards et al. Sports Med Health Sci.2020.

      概要

ゴルフは、さまざまな年齢層やフィットネス レベルでプレーされる国際的なスポーツである。ゴルフの有酸素運動強度レベルは低から中程度ですが、プロおよびアマチュア ゴルファーの間ではケガがよく見られます。ゴルフスイング中に大きな力が加わると、ゴルファーが適切な力や技術を欠いている場合、ケガにつながる可能性があります. 研究では、体幹の筋肉の活性化、股関節の強度と可動性、骨盤と体幹の回転が腰痛 (LBP) に関連していることが示されています。事例根拠に基づいて、ゴルフの実践者は、LBP を持つゴルファーの体重移動、腰椎の位置、および骨盤の順序付けの問題に対し具体的に話していきます。また、このレビューは適切および不適切なゴルフスイングテクニックがLBPに及ぼす影響を解明し、ゴルフ実践者がLBPの軽減にアプローチする方法を理解できることを目的とします。

ゴルフと腰痛の関連

●プロとアマチュアの怪我には違いがあり、プロは技術は高いが練習頻度が多くなるため使い過ぎによるケガをする傾向にある。また、両方において最も頻繁に負傷するのが腰である。

●ゴルフスイングは非対称性のため、筋肉の不均衡を引き起こし、それらも腰痛の因子となりうる。

●スイングの技術に欠陥があり、脊柱構造の不適切な負荷を引き起こすと腰痛につながる。

●研究によると、腰痛持ちのゴルファーにおける多裂筋(腰椎の安定化に貢献する筋肉)活動の減少を報告している。

●リード側股関節内旋の可動域制限は腰痛に関連している。

●側屈+回旋の繰り返しが腰痛を引き起こす要因となりうる。

●アドレスでの腰椎過伸展は腰痛と関連がある。

●リハビリテーションとしてレジスタンストレーニングを推奨している。

文献を読んでの感想

Re:Activeのお客様の中でも1番多いお悩み事である腰痛。

ゴルフでの腰痛に関する文献を沢山読んできましたがやはり1番多く書かれているのはオーバーユース(使いすぎ)によるものです。それに加えて柔軟性低下が加わり、本来構造上回旋に適していない腰椎にストレスがかかるというパターン。実際に施術行う中でもめちゃくちゃ多いです。では、それらに対し介入を行ってもなかなか改善が得られない場合…

これに関しては練習の頻度を減らすという事も手段の一つですが、「整形外科に行ったけど、何も異常ないって言われた。」という結果にも関わらず痛みが何ヶ月も何年も続いているという方に関しては機械的なストレス以外の痛みの要因に関しても考えなければいけないかもしれません。(もしかしたら脳機能が痛みに関与しているかも…)

Re:Active(リアクティブ)では健康で楽しくゴルフを続けていただくためのサポートをさせていただきます。

現在、主に佐賀県嬉野市のゴルフ練習場グリーンヒルゴルフクラブ内で施術行っております。施術ご希望の方は下記よりお気軽にご連絡ください。

初回無料にて対応させていただきます。(無理な勧誘等行いませんのでお気軽にどうぞ。)

皆様のご利用心よりお待ちしております。

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