みなさんこんにちは。佐賀県嬉野市を拠点にゴルフ専門整体&トレーニングを行っております、
Re:Active(リアクティブ)です。
痛みに対する薬の作用機序
本日は痛みに対する薬の作用機序のついてお話していきます。
痛みが我慢できなくなった時、病院を受診しその後よくあるパターンとして痛み止めが処方され、服用する。という流れがあるかと思います。
これまでに投稿してきた痛みの記事の中で、痛みの種類が数種類あることを述べてきましたが、処方されたお薬はどのような痛みを抑えることに効果があるのでしょう??
痛み発生のメカニズム
薬のお話をする前に痛み発生のメカニズムをおさらいしておきます。非常に分かりやすい図がありましたのでそちらを引用させていただき説明します。

痛みのスタート地点は基本的には末梢部分の効果器にあります。(上図でいう所の画びょうが指に刺さっている部分)その効果器から痛み物質が発生し、受容器が情報をキャッチし、神経を伝わり脳にその情報が伝達された結果、私たちは「痛み」を感じています。
では痛み止めが上記の図の一次侵害受容ニューロン、二次侵害受容ニューロン、三次侵害受容ニューロンのどこに作用するのでしょう・・・
鎮痛薬の作用機序
①NSAIDsの作用機序
NSAIDsは「非ステロイド性抗炎症薬」と言われる鎮痛薬で以下の作用があります。
●抗炎症作用 ●鎮痛作用 ●解熱作用
NSAIDsの代表的なものとして・・・・
●アスピリン(バファリン等) ●ロキソプロフェン(ロキソニン等) ●アセトアミノフェン(カロナール等) があります。みなさん一度はお聞きしたことがある薬のお名前ではないでしょうか?
これらの薬がどのような機序で痛みを抑制しているかと言いますと「プロスタグランジン」という物質の発生を抑える働きがあります。このプロスタグランジンは疼痛誘発物質の一つで炎症を引き起こす要因の一つとなっています。よってこれらを抑える作用が働くことで痛みが治まるわけです。
②プレガバリン(リリカ)の作用機序
プレガバリンは神経系の興奮を抑え神経伝達物質を遮断する事で鎮痛を図る薬です。
プレガバリンの作用機序は、痛みの伝導路における「一次侵害受容ニューロン」と「二次侵害ニューロン」の間の神経伝達を遮断する事で、大脳皮質に痛み情報が届かないようにします。
急性痛の時期が過ぎ、炎症が収まっているにも関わらず痛みが残存するケースに処方されることが多い薬となっています。
③デュロキセチン(サインバルタ)
ご紹介の最後の一つです。
この薬の特徴はこれまで痛みの投稿で何度かふれさせていただいた「下降性疼痛抑制系」を賦活する働きがあります。
下降性疼痛抑制系に関しては下記の記事よりどうぞ
サインバルタが用いられる用途の多くは炎症が強く痛みが発生してから間もない時期では無く慢性化している人に利用される事が多い薬となっています。
薬の機序から痛みの原因を追究する

ロキソニン飲んでますが痛みが全然引きません・・・
上記のような方がいたとすると・・・
ロキソニンは「プロスタグランジン」という物質の発生を抑える働きがあり、結果的に炎症を抑え、鎮痛作用があることを記事冒頭で述べさせてもらいました。
ロキソニンが効かないという事は・・・・
痛みの原因は炎症由来ではなく他に原因がある可能性があると考える事ができます。
炎症由来以外での痛みに関する詳細は下記の記事よりどうぞ。
このように服薬状況を把握することによって痛みに対する施術の方法を絞ることが可能となります。
痛みの施術の際はこのような問診も大切にしております。
【痛みに関わる方必見】痛み止めの作用メカニズムを解説

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