みなさんこんにちは。佐賀県嬉野市を拠点にゴルフ専門整体&トレーニングを行っております、
Re:active(リアクティブ)です。
頸部のアドレスに対する影響
本日はアドレスと首(頸部)の関係性について話おしていきます。
お話を進めていく前にゴルフにおいて適切なアドレスを取ることの重要性は多く声が聞かれ、ゴルフスイングの8割はアドレスで決まるという声も耳にすることがあるくらいです。そのアドレスを意識する際に足の位置や股関節の曲げ方、肩の位置等気にかけることが多いかと思いますが首に関してはどうでしょうか??
頸部とアドレスの関係性
近年、加齢や病気以外にスマートフォンやパソコンの長時間の使用に伴い、首が常に前に垂れ下がった状態となる「ストレートネック(首下がり)」がよく見られます。
このストレートネックの何が問題となってくるのでしょう??
結論から言うと頸部がストレートネックとなっていると、肩こりや首や背中の張りはもちろん、胸椎や肩など首以外の関節可動域の制限をきたします。
理想的なアドレス

タイガーウッズ等一流選手のアドレスを見てみると頭が体幹の真上に乗っていて非常にバランスが良いというのが共通点として出てきます。アドレスではボールに近づくために前傾を伴いますが、その際に体幹と頸部、頭部のラインが一直線上にキープできていることが重要となってきます。これが実現できると理想的なアドレスへ近づくきっかけが作れます。
ストレートネック(首下がり)の弊害
頸部の重みによる影響
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バイオメカニクスの側面からお話しすると、人間の頭の重さは体重の約8~12%、平均で5㎏前後と言われていますが、首が前に傾く角度が大きくなると負荷が増大すると言われており、30°傾斜すると約18㎏、60°で約27㎏と何倍もの重みがかかることになります。
よって、何がいいたいかと言いますと首の傾きが増えるほど体は前方に倒れようとします。その際人間は倒れないように無意識にバランスを取ります。つまり首が前方へ来れば来るほど手は後ろに来る(バランスをとるため)ためバックスイングではクラブが内側に入りやすい状態となる可能性が高いです。よって首の位置が前過ぎる位置でのアドレスから適切なスイングを実現する事は非常に難易度が高いと思われます。
関節の動きが悪くなる?
背中の骨(胸椎)は本来回旋の可動域を有しておりその可動性を最大限引き出すためには背中がまっすぐ伸びている必要があるのですが、ストレートネック(首下がり)となると背中を伸ばすことが難しくなり、結果的にゴルフスイングにおける回旋動作が難しくなります。これまでに何度もお話してきましたがこの胸椎の可動性が悪くなると腰(腰椎)の動きを使ってショットを打つことが多くなり結果的に痛みが出るというパターンを多く経験します。
※腰(腰椎)の回旋可動域は約5°程度と言われており、回旋には不向きな関節です。
詳細は下記の記事よりご覧ください。
腰による首下がりに対する代償動作
首下がりを解消するために背筋を用いて腰を反らし調整する方をお見掛けしますがそのパターンはNGです。腰を反ってしまうと腰椎の回旋可動域はさらに低下し、なおかつ胸椎の可動性も低下していると腰への負担が非常に強くなってしまいます。これを考えても胸椎の可動域の確保というのはやはり必須事項となりそうです。
解決策は?
具体的な解決策としては・・
●胸椎伸展可動域改善(大胸筋、小胸筋ストレッチ、肩甲骨周囲筋ストレッチ等)
●ハムストリングスのストレッチ
●デスクワークの際にパソコンの位置や座面の調整
この3つを提示させていただきます。
胸椎伸展可動域改善
今回のような首下がりのケースで背中が伸びなくて結果的に首が前に倒れてしまい、背中が伸びない分、腰を反り調整し結果的に腰痛発生する場面を多く経験します。ここでの解決策として「背中を伸ばす」という事が挙げられます。その背中を伸ばす中で邪魔をしてくるのが大胸筋、小胸筋という筋肉です。どちらも胸の前に着く筋肉ですので硬くなると胸を開く(背中を伸ばす)動作が難しくなります。近年のデスクワークの増加やスマートフォンの普及に伴い、若年層においても比較的硬くなることが多い筋肉です。ストレッチの方法はたくさんネットに飛び交っておりますので簡単な方法から試してみてください。
ハムストリングスのストレッチ
ハムストリングスとは太ももの後ろに着く筋肉です。
ん??なんで太ももの後ろに着く筋肉が首下がりと関係あるんだよ!と思う方も多いかと思います。
このハムストリングスという筋肉は骨盤に付着しており、硬くなると骨盤を後ろに傾ける方向へ引っ張っていきます。すると結果的に背中が曲がってしまい、上記で述べたような背中の曲がりに伴い、結果的に頸部が前方に行ってしまうという現象が起こりうるわけです。また、アドレスをとる際、体幹を前傾していく必要があるのですが、その際の前傾もこのハムストリングスが硬くなると難しくなるため、下肢の中では比較的アドレスをとる準備という意味では重要度の高い筋肉であると言えます。こちらの筋肉のストレッチも是非行ってみてください。
パソコンの位置と座面
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デスクワーク(パソコン)を行う時間やスマートフォンを見る時間が長くなると自然とその間に不良姿勢を持続し、結果として特定の部位が硬くなるという事が起こります。必ずこれ!!というものは無いかと思いますが、今回は上記の図をイメージして座っていただけたらと思います。
今回の内容は以上となります。首がゴルフのパフォーマンスに影響がある部位だという事が少しでも伝わりましたら幸いです。
Re:Active(リアクティブ)ではお困りごとに対して根拠に基づいた施術を行わせていただいております。
佐賀や近県のゴルファーの皆様がいつまでも健康で楽しくゴルフをできるよう全力でサポートさせていただきます。
現在、主に佐賀県嬉野市のゴルフ練習場グリーンヒルゴルフクラブ内で施術行っております。施術ご希望の方は下記よりお気軽にご連絡ください。
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